いろんなところに学びがある
5月15日(日)第15回「利家とまつ」金沢城リレーマラソンに出場しました。
初めての出場でどうなることかと思いましたが、とても良い経験をすることができました。
会場には主催者発表で約8000人が来ていたそうです。本当に人の多さに驚かされました。
そして、天気が良すぎて始まる前からクラクラする暑さでした。
うちのチームの面々。少し練習をしたら筋肉痛、股関節が痛くなる、血尿がでる、風邪をひくという素晴らしいチームです。なのでほとんど練習をしていません!!
野々市運輸機工のロゴマークが新しくなったので、のぼり旗をつくりました。風になびいていい感じです。
スタートの合図。みんなでつくった『ののいち号』(段ボールのトラック)を担いでしゅぱーつ!
ののいち号を担いで走っていると「ののいち頑張れー!」という声をたくさんの方からいただきました。ののいち号は大活躍でした。
その後、無理かと思われた制限時間の2時間を1時間59分29秒という超ギリギリのタイムでゴールすることができました。みんな本当に真剣に走っていました。そして終わった後、本当にやりきったという表情をしていました。
それで今回の「いろんなところに学びがある」というタイトルですが、実はこの「ののいち号」をつくるプロセスに学びがありました。
ののいち号はゴールデンウィーク前に僕が段ボール箱2個だけをO君に渡して、「これでつくって。」と言ったことから始まりました。初めは「無理ですよ!」と言っていたO君でしたが、彼は少しずつ考え始めました。
最初にO君は別の段ボール箱でプロトタイプ(模型)を作成しました。まず形にしてみて、担いだ感覚、バランス、走れるのかという部分を確認するためです。このことが素晴らしいと思いました。ああだこうだ机の上で考えるのではなく、実際につくって装着することで分かることが圧倒的に多いからです。
そしてもう一つが社内のいろいろな人に質問したことでした。O君は「これはどうすれば外れませんかね?」という風にいろんな人に聞いていました。そうすると質問された人は解決策をいろいろと考えてくれて、自分一人では思いつかないアイデアが出てきたりします。また、質問された人はののいち号が気になってきて手伝いたくなってきます。最終的にはたくさんの人がののいち号作成に関わってくれ、当日までに完成させることができました。
O君も「最初無理やと思っとったんですけど、みんなに聞いたらできそうな気がしてきました。」と言っていました。
ののいち号という段ボールトのラックをつくるというたわいもない話ですが、本や研修では学べない経験をすることができたのではないかと思います。どんな場面でも学びはたくさんあるものです。
専務取締役 吉田 章