共感の時代
いや〜激アツでしたね。下町ロケット最終回。
自分が製造業だったらもっと感情移入してたのかなと思いました。
次は運送業をやってほしいものです。
(空飛ぶタイヤという運送会社を題材にした池井戸作品はありますが。)
なぜ下町ロケットは高視聴率だったのかを僕なりに考えてみました。
まず、正義(小)が悪(大)をやっつけるという分かりやすい構図。
それと、「こういう辛いことあるよね。」「そうそう、こういう嫌なやついるよね」という共感だと思います。
企業系のドラマはたくさんありますが、池井戸さんの作品はご本人が元サラリーマンということもあり、企業の内情が細かく表現され、登場する人物の内面もとても上手に描いている。
だから、よりたくさんの人が共感したのだと思います。
最近はいろんなドラマが低視聴率になっています。それはコンテンツ自体が面白くなくなったのではなく、現代社会の価値観が多様化していて、なかなか共感されにくい環境なのではないかと思います。
モノやサービスも機能だけでは売れない時代です。モノやサービスを使った先のライフスタイルの提案や未来を提供することでお客様に共感していただけるのではないかと思います。
専務取締役 吉田 章